green drinks Harajuku×Fashion Studies
さすてなぶるファッション002

「サステナブル」はファッションに何を与えうるか パート2

1部 田中里尚(文化学園大学准教授/文芸批評家) 三牧純一郎(資源エネルギー庁省エネルギー課課長補佐)
2部 信田阿芸子(日本ファッション・ウィーク推進機構国際ディレクター) 龜石太夏匡(株式会社リバースプロジェクト代表取締役)

2017年2月22日(水)19時

ファストファッションの浸透と同時に、一部で話題となってきたエコファッション、サステナブルファッション、エシカルファッション。服飾・アパレル関連以外のNPOや環境団体などが活動の主体を担うことも多いこれらのファッションジャンルは、今までファッションのメインストリームとは少し離れたところで活動が行われてきました。しかし近年、ブランド全体としてエコやエシカルを推進するSTELLA McCARTNEY、エシカルラインを継続的に発表するUNITED ARROWS、毛皮の不使用をかかげたsnidelやFRAY I.Dを運営するマッシュホールディングスなど、メインストリームのブランド、店舗の取り組みが活発化しています。このような中、本会「さすてなぶるファッション」では、ファッション×サステナブルをテーマに、それぞれのコミュニティで活躍するインフルエンサーをゲストにお呼びして勉強会/クロストークを行います。

内容は2部構成となっております。

第1部

1部は、ファッションと環境の関係性を網羅的に整理した良書「循環するファッション」パート2「ファッションシステムの変革」の内容を軸にお話します。

この本はロンドン・カレッジ・オブ・ファッションで教鞭をとっているケイト・フィッシャー氏とリンダ・グロース氏の共著です。(ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションでは、Centre of Sustainable Fashionという組織を設立し、高い水準で教育研究を行っています。)生産から流通、消費や廃棄までのファッション業界全体を含む、従来のサステナビリティ概念の拡張する様々な取り組みが語られています。「ファッション商品の変革」「ファッションシステムの変革」「新しいファッションデザインへの変革」と、3つのパートから構成されています。

この本の中心は、従来のファッション製品のビジネスシステムを大幅に組み替えることで、サステナブルなシステムが構築できないか、という問いがあります。それが、全体の、そしてパート2「ファッションシステムの変革」のポイントとなります。このパートでは、服をモジュラー化する。パーソナル・ファブリケーション。服との時間や経験を、WEB上に履歴として残すなど、今の生産、流通、消費のシステムの常識にとらわれないような発想を提案しています。

この本を訳された文化学園大学准教授 田中里尚さんとともに学んでいきます。スペシャルオブサーバーとして、資源エネルギー庁 省エネルギー課課長補佐 三牧純一郎氏が登壇します。

第2部

2部のクロストークでは、日本ファッションウィーク推進機構の信田阿芸子氏、リバースプロジェクトの龜石太夏匡氏と共にエシカルファッションブランド INHEELS COO 布田尚大のモデレートにより、以下の内容を議論していきます。

第二のステラマッカートニーを生み出せるか?サステナブルファッションのプレーヤーは、NPOや国際協力団体、社会的起業家などが担っている。既存のファッション業界は、サステナブルにコミットするのだろうか?

「エシカル」は海外から生まれた思想・アイディアだが、日本でも「三方よし」や「もったいない」といった、エシカルと親和性のある伝統的な思想も存在している。日本発」のエシカルファッションの可能性は?

エシカルファッションをビジネスとして成功させるためにはどのような方法があると思われるか?

などをテーマにトークをすすめます。

会終了後、交流会(別費用)を希望者のみで1時間程度予定しております。交流会は全国のお米農家さんの声をお届けする素敵なユニット「ごはんとおとも」さんとコラボレーションした特別メニュー!おにぎり&おかずをご用意します!

皆さまのご参加お待ちしております。

登壇者プロフィール

田中 里尚
文化学園大学准教授/文芸批評家
1974年埼玉県生まれ。早稲田大学第一文学部在学中に小説家を志すが、一方でファッションの魅力にもとりつかれる。両立しがたい関心を追いながら、現在はメディアとファッションに関する文化史的研究に取り組んでいる。2007年、立教大学大学院文学研究科比較文明学専攻にて、博士(比較文明学)を取得。論考に「ファッションデザイナーとしての中原淳一」(『ユリイカ』青土社2013-11)、「ファッション・ブランドと堤清二」(『ユリイカ』青土社2014-11)。共監訳書に『循環するファッション』(文化出版局2014-1)。共著に『<北の>想像力 《北海道文学》と《北海道SF》をめぐる思索の旅』(寿郎社 2014-5)など。

三牧 純一郎
経済産業省 資源エネルギー庁省エネルギー課課長補佐 
1979年東京生まれ。2003年東京大学経済学部卒業後、経済産業省に入省し、法人減税の企画に携わる。2006年から3年間、繊維・ファッション産業振興を担当し、2009年よりコロンビア大学にMBA留学。2011年帰国し、福島第一原発事故対応を担当した後、総理官邸にて、総理の政務、国会対応、広報を担当する。2013年より中小企業庁にて、地域再生、起業支援、海外展開支援、国際協力を担当。現在、資源エネルギー庁にて、省エネルギー政策を担当。繊維・ファッション業界での省エネ取組を促進するべく、「Save the energy project」を立ち上げ。

信田 阿芸子
一般社団法人日本ファッション・ウィーク推進機構(JFWO)国際ディレクター
1993年伊藤忠商事株式会社入社、大阪本社のブランドマーケティング事業部(現)に配属。2000~05年のリチャード ジノリ ジャパン(株)出向時代には、プレス、商品企画、営業、物流など現場全般業務を務める。その後、東京本社出身部に戻りRoberto Cavalliほかブランドの日本導入などを担当し、伊藤忠ファッションシステム(株)への出向を経て、2008年に一般社団法人日本ファッション・ウィーク推進機構(JFWO)国際ディレクターに就任。経済産業省のサポートのもと、イタリア、パリ、ニューヨーク、インド、モスクワ、ジャカルタ、上海、サウジアラビア、シンガポール、バンコクでも日本ブランドのプロモーションイベントなどを実施し、日本のデザイナー、ブランド、ファッション・ウィークの海外発信および若手クリエイターの海外進出支援を精力的に行う。世界のファッションビジネスで影響力のある500名として「BOF 500」に2014年・2015年選出。2015年文化庁文化政策委員会の委員に任命。15歳の長女と13歳の長男を持つ二児の母。

龜石 太夏匡
株式会社リバースプロジェクト 代表取締役
1971年東京都生まれ。東海大学文学部北欧学科卒業。学生時代から脚本家を志しながら俳優としても活動し、北野武監督「ソナチネ」等に出演。1993年、2人の兄とともにアパレルショップPIED PIPERを立ち上げる。その後、俳優の伊勢谷友介との出会いから再び脚本家の道へ。2002年「カクト」、2008年「ぼくのおばあちゃん」、2012年「セイジ 陸の魚」などの映画を手掛ける。2009年、伊勢谷友介と共同代表で「人類が地球で生き残るためにはどうするべきか」を理念に株式会社リバースプロジェクト(https://www.rebirth-project.jp/)を設立。

日時

2017年2月22日(水)19時~20時30分(トーク終了後 交流会あり 別料金 1時間程度予定)

会場

田中千代ファッションカレッジ
〒150-0002 東京都渋谷区渋谷1-21-7
TEL. 03-3409-2661
アクセスはこちら https://www.tanakachiyo.ac.jp/access/

会費

一般 前売2,500円(Peatixにて)当日3,000円 
学生 前売1,000円(Peatixにて)当日1,500円
交流会 1,500円(軽食つき)

お申込先

contact@fashionstudies.org
「さすてなぶるファッション002」への参加の旨とお名前、ご連絡先(メールアドレス)、ご所属を明記してお申し込みお願いします。
※前売はPeatixにて承っております。前売で申し込まれますと払い戻しはできませんので、ご了承くださいませ。また申込メールもあわせてお願い致します。

前売のお申し込みはこちらから

主催:Fashion Studies
共催:green drinks harajukuINHEELS

過去の概要:
第1回 10月15日(土)19:30~21:00 於:TRUNK HOTEL準備室 B2会場
登壇者 
京都造形芸術大学 客員教授/放送作家 谷崎テトラ氏
エシカルファッションブランド INHEELS 代表/ディレクター 岡田有加氏
文化学園大学准教授 田中里尚氏
集客:50名強
参考サイト: https://amazonfashionweektokyo.com/jp/the23th/event/sustainable.html