ファッション・アパレル企業において、法的な専門部署である法務部や知的財産部を設けることができている企業はそれほど多くはありません。しかし、昨今、業界全体の権利意識の向上、コンプライアンスの重要性、そして、ファッションローという考え方の広まりを通じて、企業内に専門の部署を設けるニーズが今後、ますます高まっていくものと考えています。
そこで、実務編という形で、企業内にある法律の専門部署である法務部・知的財産部において、具体的にどのような実務を行っているのか、そして、特許事務所や法律事務所の専門家の方々とどのように連携して、問題解決を図っているのか、実際に、長年企業内の法務部で業務を行っている立場より、解説を行います。