1964年の東京オリンピックで入場行進の〝トリ〟を飾った日本選手団のユニフォーム。赤と白のコントラストが印象的なあのユニフォームをめぐっては、とかく誤情報が多く、誕生の背景を含めた正確な歴史がほとんど明らかにされてきませんでした。
29回目のThink of Fashionは、当時の資料の検証から、一着のユニフォームに懸けたテイラーと生地メーカーの奮闘に光を当てるとともに、戦前から2000年代に至る日本選手団のユニフォームの変遷を辿りながら、東京オリンピック(1964年)のユニフォームの歴史的位置付けを探っていきます。
さらには、二回目となる東京オリンピックを五年後にひかえた今、オリンピックという国際的祭典で「日本」を表現するということについても考察を加える予定です。
講師プロフィール
安城寿子(服飾史家/大手前大学、横浜美術大学ほか非常勤講師)
お茶の水女子大学大学院人間文化研究科博士後期課程修了。共著に、『ファッションは語りはじめた』(フィルムアート社、2011年)がある。2014年7月26日に開催された意匠学会第56回大会シンポジウム「オリンピックとデザイン: 1964 年東京オリンピックを中心に」では、パネリストの一人として、東京オリンピック日本選手団のユニフォームデザインについて講演。
お茶の水女子大学大学院人間文化研究科博士後期課程修了。共著に、『ファッションは語りはじめた』(フィルムアート社、2011年)がある。2014年7月26日に開催された意匠学会第56回大会シンポジウム「オリンピックとデザイン: 1964 年東京オリンピックを中心に」では、パネリストの一人として、東京オリンピック日本選手団のユニフォームデザインについて講演。
Think of Fashionは人々の装いについての文化や社会現象などを考えていく会です。
http://fashionstudies.org/think-of-fashion/
上記のサイトに過去の回のことが載っております。