FASHION MANU FACTURE 006

繊維産地の今とこれからを考える

小島日和(terihaeru代表) 宮浦晋哉(株式会社糸編 代表)

2017年12月24日(日)14時

日本で生産されるテキスタイルは世界で高い評価を受けていることは、ファッション業界では周知の事実であり、誇らしいことでもあります。しかしながら、生産拠点である産地においては、生産者の高齢化の問題、生産拠点の海外移転等の問題があり、ものをつくる現場である産地自体が日本国内に残ることができるかの瀬戸際に立たされています。

そのような状況の繊維産地に、現在、20代~30代の若手が入り、少しづつですが、状況を打開する動きが出てきています。

今回のFASHION MANU FACTUREでは、繊維産地の今とこれからを考えるために、若い担い手の中心にいると言っても過言ではないお二人をお招きします。

10月に開催し大盛況のうちに終了した若手テキスタイルデザイナーを集めた展示会「NINOW(ニナウ)」の発起人で、自身もオリジナルテキスタイルを制作している小島日和氏。

デザイナーと繊維産地のコラボレーションなどを取り上げ、ファッション産業が目指すべき課題や可能性をまとめた書籍「FASHION∞TEXTILE 繊維産地への旅」を今年の7月に出版した株式会社糸編代表の宮浦晋哉氏。

展示会「NINOW(ニナウ)」を通してみえる繊維産地の現状から、書籍「FASHION∞TEXTILE 繊維産地への旅」を作るうえで見えてきたこれからの課題など、お二人にはそれぞれの活動から見えてきた繊維産地の今とこれからをお話ししていただきます。

ファッションの生産拠点である繊維産地の今とこれからを考えることはファッション産業を担っている方はもちろん、これからファッション産業に入りたい学生の皆さまにとっても欠かせないことです。

皆さまのお越しお待ちしております。

展示会『NINOW』
尾州、播州、桐生の3産地で、活躍する若手テキスタイルデザイナーによるテキスタイルの展示会。展示会には海外で発表するブランド、大手アパレル企業から若手デザイナーまでもが、来場し大盛況のうち終了した。展示会名は「になう」と読み、産地を「担う」と「今」という意味が込められている。
https://www.instagram.com/ninow_textile/

「FASHION∞TEXTILE 繊維産地への旅」
「ファッションデザイナーと繊維産地の協同」をテーマに、前半は「これからの日本のファッション産業」と題してプロジェクトやインタビュー、寄稿をまとめ、後半では北陸の繊維産地の工場を紹介。「糸編産業」の課題や可能性をまとめた書籍。
http://yuubooks.net/fashiontextile/

登壇者プロフィール

小島日和
terihaeru代表 NINOW-TEXTILE JAPAN IN PROGRESS-代表
1992年愛知県小牧市生まれ。名古屋芸術大学テキスタイルコースに入学、在学中にテキスタイルブランドterihaeruを立ち上げ、複数の展示会を開催する。同大学を卒業と同時に「terihaeru」をスタートし、現在一宮市内にある小さな機屋でションヘル織機を学びつつ、オリジナルテキスタイルの制作、販売をする。
https://www.terihaeru.com/

宮浦晋哉
株式会社糸編 代表
1987年、千葉県松戸市生まれ。チーム全体で年間200社の繊維工場を取材。工場とデザイナーのマッチング、素材・製品開発、国内外のブランドへの素材提案・生産サポート、国内産地に関するコンテンツ制作・展示会企画・イベントの企画、スペース運営、メディア運営などを行う。2017年の新事業は、繊維・ファッション業界での人材育成を目指した学校「産地の学校」、テキスタイルの多面的プラットフォーム「TEXTILE JAPAN」。これまでとこれからの活動をまとめた新刊『FASHION∞TEXTILE』を出版。
http://ito-hen.com/

日時

2017年12月24日(日)14時~15時30分

会費

一般 前売2,500円(Peatixにて) 当日3,000円  学生 前売1,000円(Peatixにて) 当日1,500円 

会場

スパイラルルーム(スパイラル9F)※スパイラル館内のエレベーターで9階までお上がりくださいませ。
東京都港区南青山5-6-23 地下鉄表参道駅 B1、B3出口すぐ
アクセスはこちら

お申し込み先

お申し込みはこちらから
お申し込みはPeatixにて承っております。※申し込まれますと払い戻しはできませんので、ご了承くださいませ。
Peatixがご利用できない場合は、「FASHION MANU FACTURE 006の件」と明記していただき、下記のメールにてお問い合わせくださいませ。
contact@fashionstudies.org
※当日券は会場にて承っております。

FASHION MANU FACTUREはファッションにおけるもの作りを考える会です。

FASHION MANU FACTURE 006
主催:Fashion Studies
協力:スパイラルスコレー

企画:篠崎友亮(Fashion Studies)