日本で生産されるテキスタイルは世界で高い評価を受けていることは、ファッション業界では周知の事実であり、誇らしいことでもあります。しかしながら、生産拠点である産地においては、生産者の高齢化の問題、生産拠点の海外移転等の問題があり、ものをつくる現場である産地自体が日本国内に残ることができるかの瀬戸際に立たされています。そのような状況の繊維産地に、現在、20代~30代の若手が入り、少しづつですが、状況を打開する動きが出てきています。今回のFASHION MANU FACTUREでは、繊維産地の今とこれからを考えるために、若い担い手の中心にいると言っても過言ではないお二人をお招きします。
FASHION MANU FACTURE
ファッションにおけるもの作りを考える
FASHION MANU FACTURE 005
小松精練の「シーズ」クリエーション
講師:宮元 むつ子(小松精練株式会社)
2017年6月10日(土)14時開催小松精練は特別な技術や材料である「シーズ」を糧に商品を開発し続け、世の中に新しい価値を提供しています。今回お招きする宮元むつ子さんは、この小松精練のシーズ開発のコアとなって、活躍されてきました。どのように新しい価値を生み出す商品を開発されてこられたのでしょうか?こうした視点から、今回いくつかの事例をお話ししていただきます。
FASHION MANU FACTURE 004
古橋織布の素材開発と海外販路開拓
講師 : 西井佳織理 濵田美希 (古橋織布有限会社)
2016年7月16日(土)14時開催江戸時代から綿織物の産地として知られる遠州地方から海外でも高い評価を得ている古橋織布有限会社の若い世代の西井佳織理さん、濵田美希さんをお招きして、テキスタイルの開発や、デザイナーとの協働の取り組み、また、どのように海外との取引を増やせたのか(西井さんが海外営業を担当。)など、さらに西井さん、濵田さんら産地の若い世代が取り組んでいることや、これからの夢などをお話していただきます。
FASHION MANU FACTURE 003
ボタニカルダイの作成者 菱川恵介さんが考えていること
講師:菱川恵介(株式会社シオンテック代表)
2016年4月16日(土)14時開催現在、日本の繊維業界は大変厳しい時をむかえています。長年、繊維技術と格闘してきたシオンテックの菱川さん(ボタニカルダイの作成者)にこれからの時代、どのように戦って行ったら良いのかを、お話していただきます。
FASHION MANU FACTURE 002
山﨑ビロード 山﨑昌二のテキスタイル
講師:山﨑昌二(株式会社山﨑ビロード会長)
2015年11月28日(土)14時開催第2回目はコム・デ・ギャルソン、ミナ・ペルホネンらの日本を代表するファッション・デザイナーと共に長年、テキスタイルを作ってこられた山﨑ビロードの山﨑昌二会長をお招きして、どのようにして名だたるデザイナーとともにテキスタイルを開発してきたかについて、お話をしていただきます。