Think of Fashion 033

BIBAという神話
スウィンギング・ロンドンとノスタルジーの誕生

講師:長澤 均(グラフィック・デザイナー/「BIBA スウィンギン・ロンドン1965-1974」著者)

2016年2月28日(日)18時開催

BIBAはまさに神話だった。

1975年10月4日、ノスタルジックでありながら、ポップなキャンディのようでもあるロマンチック・テイストの神殿、BIBAは瓦解した。

1960年代半ば、メールオーダー・カタログでファッション・ビジネスに参入したバーバラ・フラニッキは、その成功によってアール・デコ様式のビルを購入し、BIBA神殿ともいえる瀟洒でポップなブティックをオープンさせるが、1975年に倒産。しかし、BIBAが世界に残した遺産はいまなお生き続けている。

BIBAは1960年代のストリート・ファッションを先導し、モダニズムからアールデコの復興へ。サイケデリックからロマンティック・テイストへの転換をなしえた。

スウィンギン・ロンドンとは? BIBAとは何だったのか? 

その今日的な意義、装飾様式の復権等、美学/社会学的な見地から分析する。

講師プロフィール

長澤 均
1956 年生まれ。武蔵野美術大学卒業。グラフィック・デザイナー。
著作 1986年「倒錯の都市ベルリン-ワイマール文化からナチズムの熱狂へ」、2000年「パスト・フューチュラマ-20世紀モダン・エイジの欲望とかたち」、2006年「BIBA スウィンギン・ロンドン1965-1974」、2009年「昭和30年代モダン観光旅行-絵はがきにみる風景・交通・スピードの文化」、2014年『流行服-洒落者たちの栄光と没落の700年』等。
東京モード学園のグラフィック・デザイン学科のカリキュラムの刷新/講義。ファッション学科の教科書執筆/講義。さらにオンワード・ファッション・セミナー、小島マーケティング主催のセミナー、ワコール「乳房研究会」など各種セミナーでの講師を務め、2001年にはニューヨークのジャパン・ソサエティで「日本のグラフィック・デザインの現況」について講演している。

詳細

日時

2016年2月28日(日)18時00分~19時30分 

会費

一般 前売2,500円(Peatixにて) 当日3,000円 
学生 前売1,500円(Peatixにて) 当日2,000円 

会場

服も作れるコワーキングスペース「coromoza fashion laboratory」
住所:〒150-0001 東京都渋谷区神宮前6-33-14 神宮ハイツ408
明治神宮前駅7番出口より徒歩1分
電話番号:03-6450-5560 URL: http://za.coromo.jp/

お申し込み先

contact@fashionstudies.org
「Think of Fashion 033 BIBAという神話」への参加の旨とお名前、ご連絡先(メールアドレス)、ご所属を明記してお申し込みお願いします。懇親会参加希望の方はあわせてお知らせ下さい。懇親会は別途会費がかかります。

※前売はPeatixにて承っております。前売で申し込まれますと払い戻しはできませんのでご了承くださいませ。また申込メールもあわせてお願い致します。

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Think of Fashionは人々の装いについての文化や社会現象などを考えていく会です。
http://fashionstudies.org/think-of-fashion/
上記のサイトに過去の回のことが載っております。