「マリアノ・フォルチュニ 織りなすデザイン展」の開催を受けて、FashionStudies®では、担当学芸員の阿佐美淑子さんと、 フォルチュニのドレスを所蔵している京都服飾文化研究財団キュレーターの筒井直子さんのお二人と、フォルチュニを読み直す試みを行っていきます。

人々の装いについての文化や社会現象を学ぶ
「マリアノ・フォルチュニ 織りなすデザイン展」の開催を受けて、FashionStudies®では、担当学芸員の阿佐美淑子さんと、 フォルチュニのドレスを所蔵している京都服飾文化研究財団キュレーターの筒井直子さんのお二人と、フォルチュニを読み直す試みを行っていきます。
「ドレス・コード ?――着る人たちのゲーム」展の開催に先立ち、プレトークイベントをアクシスギャラリー(六本木)にて開催します。アーティストの青山悟さんとデザイナーの藤澤ゆきさん(YUKI FUJISAWA)をお招きし、現代社会における私たちの装いについて語り合います。また、京都服飾文化研究財団の石関亮さんによる展覧会の見どころ解説も。
2018年12月に発売された『ファッションと哲学』(フィルムアート社)共編者でありファッション・スタディーズの第一人者であるアネケ・スメリク氏の来日を記念し、講演会を開催します。なお、コメンテーターとして横浜国立大学都市イノベーション学府Y-GSCスタジオの室井尚教授と同学府博士課程後期在学中の福尾匠氏が参加します。ファッション研究の哲学的なアプローチについて、美学・哲学研究の見地からコメントを行います。
マルタン・マルジェラの登場から30年。改めて、その姿に迫るトークシリーズ。3回目は、「ポスト・マルタン・マルジェラ 誰がマルジェラを引き継ぐか」と題し、現在のファッションにマルジェラが与えた影響を考えていきます。
57回目のThink of Fashion®は、書籍『モード誌クロノロジー』の著者の横井由利氏を招き、日本における欧米ファッションの受容を読み解いていきます。近年、ファッション研究の分野では、欧米中心のファッション史の相対化の必要性が認識されています。そのなかで横井氏のこの著書で書かれたことは、まさに日本における欧米ファッションの受容史として重要な知見となるものです。