神戸ファッション美術館で2015年10月17日(土)-2016年1月12日(火)に開催される「日本衣装絵巻-卑弥呼から篤姫の時代まで」にあわせまして、会期中の11月3日(祝・火)に同美術館内の第1セミナー室にて、日本の伝統的な民族衣装である着物を研究者及びキュレーターの4氏から4つの議題を通して時代を追いながら多面的に考察するシンポジウムを行います。

人々の装いについての文化や社会現象を学ぶ
神戸ファッション美術館で2015年10月17日(土)-2016年1月12日(火)に開催される「日本衣装絵巻-卑弥呼から篤姫の時代まで」にあわせまして、会期中の11月3日(祝・火)に同美術館内の第1セミナー室にて、日本の伝統的な民族衣装である着物を研究者及びキュレーターの4氏から4つの議題を通して時代を追いながら多面的に考察するシンポジウムを行います。
オート・クチュールと百貨店が成立する数百年前に遡り、17世紀以来のフランス王国の産業政策、ヴェルサイユの宮廷文化、パリの衣服製造・小売業と都市文化などの歴史を追いつつ、その疑問に応えていく。
Think of Fashion Presentationは、ファッションやその社会現象を、学び研究している大学生・大学院生の発表の場です。
今回は、女性の「脚(レッグ)」を中心に、「見る/見られる」「隠蔽/露出」「フェティシズム」「誘惑」などのキーワードを用いて、主に20世紀後半から現代までの女性ファッションと身体観の変遷をみていきます。そのさい、脚にまつわる事例として2000年代後半ににわかにネット上で盛り上がった「ニーハイ/レギンス論争」を取り上げ、現代ではどのような眼差しが「脚(レッグ)」に向けられているのか、過去に集計したアンケートを元に検証・議論していきます。
29回目のThink of Fashionは、当時の資料の検証から、一着のユニフォームに懸けたテイラーと生地メーカーの奮闘に光を当てるとともに、戦前から2000年代に至る日本選手団のユニフォームの変遷を辿りながら、東京オリンピック(1964年)のユニフォームの歴史的位置付けを探っていきます。
2008年に自身のブランド「J.W.アンダーソン」を設立以来、メンズそしてウィメンズのコレクションで注目を浴び、2013年に早くもラグジュアリーブランド「ロエベ」のクリエイティブ・ディレクターに抜擢されたジョナサン・ウィリアム・アンダーソン。彼が手掛ける2つのブランド「J.W.アンダーソン」と「ロエベ」の作品を見ながら、今日の若手デザイナーが目指すクリエーションとビジネスのバランスを考えます。