明治以降、ファッションやライフスタイルが急速に西洋化していった日本。
一方でジャポニスムが流行した西洋。
横浜美術館にて開催中の「ファッションとアート 麗しき東西交流」展では、19世紀後半から20世紀前半の日本における洋装の受容、西洋におけるジャポニスムの流行を、京都服飾文化研究財団(KCI)所蔵の貴重な衣服や美術品を通して見ることができます。
では、この東西交流の歴史は、現在の日本のファッションにどのような影響を与えているのでしょうか?
人々の装いについての文化や社会現象を学ぶ
明治以降、ファッションやライフスタイルが急速に西洋化していった日本。
一方でジャポニスムが流行した西洋。
横浜美術館にて開催中の「ファッションとアート 麗しき東西交流」展では、19世紀後半から20世紀前半の日本における洋装の受容、西洋におけるジャポニスムの流行を、京都服飾文化研究財団(KCI)所蔵の貴重な衣服や美術品を通して見ることができます。
では、この東西交流の歴史は、現在の日本のファッションにどのような影響を与えているのでしょうか?
続きのお話をの声を受け、㈱コルクルームの安達市三氏をもう一度お招きし、コルクルームでのお仕事を振り返っていただきます。コルクルームはファッションビジネスの情報・企画室の先駆けです。そのお仕事の軌跡はファッション企画の歴史でもあります。
「ポショワール」とフランス語で呼ばれる印刷技法(版画)をご存じでしょうか?
20世紀初頭、高級モード誌は、こぞってこのポショワール技法を使ったカラフルなイラストレーションで最新モードを伝えていきました。
この技法を使ったモード・イラストを添えることで有名になったのが、雑誌『ラ・ガゼット・デュ・ボン・トン』や『ジュルナル・デ・ダーム・エ・デ・モード』でした。 ジョルジュ・バルビエ、ポール・イリーブ、ジョルジュ・ルパープら20世紀初頭を代表するイラストレーターらが手掛けたポショワール版画のファッション・プレートが毎号掲載されました。
Think of Fashion® では、研究者、キュレーターの方々を講師にむかえ、人々の装いについての文化や歴史、社会現象などを学んできました。この度、オーラルヒストリーと題し、ファッションの歴史を築き上げてきた当事者たちのお話を伺う機会を設けることにしました。その1回目として、ファッションビジネスの企画情報室の先駆けである㈱コルクルームの安達市三氏をお招きし、ファッション業界が注文服から既製服中心の産業へと移行していった時代における取り組みについてお話していただきます。
2000年以降の英語圏におけるFashion関連の出版状況を振り返ってみると、デザイン技法やMDなどのビジネス実務に関連する書籍以外に、Fashionの文化・社会的側面に注目するアカデミックな関心の拡がりを反映する書籍が増えていることに気付かされます。この会では、国内では見られないこうした文献を紹介することで、Fashionへのアカデミックかつ多様な視点、および探求スタイルや相互の関連性などにも触れながら、海外における”Fashion Studies”の拡がりを概観するシリーズを目指しています。”Think of Fashion®”への新たな刺激剤となることを期待しています。