Think of Fashion 023

Christian Dior 改めて、ディオールとは何かを考える

講師:西谷真理子(京都精華大学特任教授)

2014/12/23

LVMHグループの中でも、パリモードの中でも、破格のポジションにあるディオール。
1996年にデザイナーに就任後、2000年代最初のディケードを豪華な狂乱のうちに突き進み、2011年3月に反ユダヤ発言がもとで退任させられたジョン・ガリアーノ。その後任に選ばれた対照的なキャラクターのラフ・シモンズ。

そして、この進退劇に影響されることなく、何事もなかったかのように華やかなパリモードの頂点に位置し続けるディオールというメゾンの根幹をなすものはーー。

ニュールックから始まるディオールの戦後ファッション史に果たした役割と日本への影響について考える。

パルコのアクロスさんに今回のレポートが掲載されました。服飾史家の安城寿子さんがレポートを書いてくださっております。当日の講義の様子や、昨年末から今年の始めまで開催していた『ESPRIT DIOR(エスプリ ディオール)-ディオールの世界』の写真なども掲載されております。良かったらご覧になってください。

こちらです。アクロス「Think of Fashion 023:改めて、ディオールとは何かを考える」

   

講師プロフィール

西谷 真理子(にしたに・まりこ):
1950年兵庫県生まれ。東京都立大学卒業後、文化出版局に入社。1980-82年パリ支局勤務。「装苑」「ハイファッション」に在籍し、副編集長を務める。 2011年3月定年で退職。2011年秋に東京オペラシティで開催された『感じる服、考える服-東京ファッションの現在形』展共同キュレーターを務めカタログを編集。編著に『ファッションは語りはじめた』『相対性コムデギャルソン論』(ともにフィルムアート社刊)。2013年4月より、京都精華大学ポピュラーカルチャー学部ファッションコース特任教授。