Think of Fashion in Kanazawa: トーク04

アンリアレイジのてつがく ―にていることとはちがうこと

工藤雅人(社会学、メディア史、ファッション研究)

「何が云いたいかというと、「似ている」ということはやはり、「違う」のだということです。この例で云えば、考え方や目的が違うのです。この違いは、表面だけを見ていてもわからないことです。そして、この「違い」こそが重要なのです。」

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Think of Fashion in Kanazawa: トーク03

音楽の側面からみたアンリアレイジ ―モノ作りに対するアプローチの共通性

杉原一平(音楽家)

「自然に出てくる音、必然性を持って出てくる音っていうのがあるんですね。しかしここ数シーズンは、自由に音楽作っていいよって言われたら、おそらく僕がセレクトすることのなかった音というのが、自分のなかで必然性を持って出てきています。」

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Think of Fashion in Kanazawa: トーク02

かたちを比較する ―アンリアレイジにおけるファッション・ショー

菊田琢也(文化社会学/ファッション研究)

「アンリアレイジはファッション・ショーのなかで、繰り返し「かたちの移り変わり」を提示してきました。それは、見えるかたちの移り変わりであり、見えないかたちの移り変わりでありました。あるいは、かたちが移り変わることそれ自体の提示でした。それらを、「比較」という行為を通じて視覚化させていったわけです。」

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Think of Fashion in Kanazawa: トーク01

現代美術館でファッションを展示すること ―アンリアレイジの場合

平林恵(金沢21世紀美術館キュレーター)

「今回アンリアレイジの展示で感じたのは「粘り強さ」でした。それは、アンリアレイジの服づくりそのままなんじゃないのかなと、ギリギリまで諦めない、そしてなぜそうするのか、なぜそれではいけないのかということを全て自分が納得するまで考える、相手が納得するまで説明するというスタンスというのは、アンリアレイジのファッションの考え方とすごく共通点が多いんじゃないのかなと」

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