ファッションを取り上げた展覧会、その広報活動においては、知的財産の利用は不可欠です。今回は展覧会活動に関わる法律のことを、美術館を会場にお話いただきます。

ファッションビジネスに必要なスキルを学ぶ
ファッションを取り上げた展覧会、その広報活動においては、知的財産の利用は不可欠です。今回は展覧会活動に関わる法律のことを、美術館を会場にお話いただきます。
2018年5月から10月まで5回にわたって開催されたFashion Biz Study連続講座「ファッションローの基礎」で講師を務めた関真也弁護士が、ファッションの模倣に関する紛争や契約実務に対応する際の基本的な考え方について、第1回と第2回を踏まえ企業内法務部や弁理士との関わり方を交えつつ、弁護士の視点から解説します。
ファッション・アパレルブランドの立ち上げや、製品デザインの創作を行うに当たり、知的財産権の取得を行うことの重要性は高いといえます。ファッション業界の方が特許事務所と日頃どのようなやり取りをされているのかについて明らかにし、料金や公的な助成金の取得方法などについて実務上どのようなやり取りをするのか基礎的なことから解説をします。
ファッション・アパレル企業において、法的な専門部署である法務部や知的財産部を設けることができている企業はそれほど多くはありません。しかし、昨今、業界全体の権利意識の向上、コンプライアンスの重要性、そして、ファッションローという考え方の広まりを通じて、企業内に専門の部署を設けるニーズが今後、ますます高まっていくものと考えています。
そこで、実務編という形で、企業内にある法律の専門部署である法務部・知的財産部において、具体的にどのような実務を行っているのか、そして、特許事務所や法律事務所の専門家の方々とどのように連携して、問題解決を図っているのか、実際に、長年企業内の法務部で業務を行っている立場より、解説を行います。
ファッションビジネスにおいて近年注目されているファッション・ローに関する日本での初の体系的な解説書『ファッションロー』( 勁草書房)の著者である角田政芳氏、関真也氏による 「連続講座 ファッションローの基礎」を開催します。