ファッション・アパレルブランドの立ち上げや、製品デザインの創作を行うに当たり、知的財産権の取得を行うことの重要性は高いといえます。また、使用するブランド名やデザインについて他社がすでに権利を取得している場合には、使用することができません。もし使用すると、せっかく立ち上げたブランドの名前を変更したり、製造済みの製品を廃棄しなければならなかったり、損害賠償請求としてお金を支払わなければならない場合もあります。
それを避ける意味でも、権利取得を目指す必要があります。しかしながら、アパレル関係者の方が希望することが多い商標権や意匠権などの権利を取得する場合の手続きは、複雑かつ法律上の知識等が必要になります。そこで、特許事務所にアドバイスを求めることになります。普段接することが無い特許事務所とのやり取りは不安になることもあると思いますが、このセミナーではそういった方の不安を取り除くべく、ファッション業界の方が特許事務所と日頃どのようなやり取りをされているのかについて明らかにし、料金や公的な助成金の取得方法などについて実務上どのようなやり取りをするのか基礎的なことから解説をします。
講師プロフィール
特許業務法人SSINPAT(エスインパット)、株式会社スズキアンドアソシエイツ取締役
法政大学兼任講師、第一工業大学非常勤講師、日本知財学会事務局。スタートアップ企業から大企業まで、それぞれのシチュエーションに応じて特許業務法人SSINPAT(エスインパット)にて権利化周りのアドバイスを行っている。
モデレータープロフィール
TMI総合法律事務所弁護士/NY州弁護士/津田塾大学非常勤講師/東海大学総合社会科学研究所研究員/日本知財学会事務局員
著書『ファッションロー』(勁草書房/2017年)では、「米国におけるファッションロー」について解説。ファッション関係の主な論文に、「Star Athletica事件合衆国最高裁判決:実用品のデザインに用いられる美術的特徴が保護適格性を有するか否か(分離可能性)を判断する基準~日本の著作権法における応用美術の保護への示唆~」『日本国際知的財産保護協会月報AIPPI』62巻9号、日本国際知的財産保護協会、2017年、838頁「米国知的財産法によるファッション・デザイン保護の現状と課題(2)」『日本国際知的財産保護協会月報AIPPI』62巻2号、日本国際知的財産保護協会、2017年、149頁「米国知的財産法によるファッション・デザイン保護の現状と課題(1)」『日本国際知的財産保護協会月報AIPPI』62巻9号、日本国際知的財産保護協会、2017年、6頁等がある。
http://www.tmi.gr.jp/staff/m_seki.html
日時
2019年1月16日(水)19時30分~21時
会費
一般 前売4,000円(Peatixにて) 当日4,500円
日本知財学会員 前売3,000円(Peatixにて) 当日3,500円
学生 前売3,000円(Peatixにて) 当日3,500円
2回、3回連続券
一般 7,500円 (Peatixにて)
日本知財学会 5,500円(Peatixにて)
学生 5,500円(Peatixにて)
会場
スパイラルルーム(スパイラル9F)※スパイラル館内のエレベーターで9階までお上がりくださいませ。
東京都港区南青山5-6-23 地下鉄表参道駅 B1、B3出口すぐ http://www.spiral.co.jp/a_map/
お申し込み先
お申し込みはPeatixにて承っております。※申し込まれますと払い戻しはできませんので、ご了承くださいませ。
Peatixがご利用できない場合は、「ファッションローの実務 第2回の件」と明記していただき、下記のメールにてお問い合わせくださいませ。
contact@fashionstudies.org
※当日券は会場にて承っております。
Fashion Biz Study 連続講座 ファッションローの実務
第1回 12月12日(水) ファッション・アパレル企業における法務部
第2回 1月16日(水)ファッション・アパレル事業と権利化実務
第3回 2月20日(水)ファッションを巡る契約と紛争
Fashion Biz Studyは、ファッションビジネスに必要なスキルを学ぶ場です。
Fashion Biz Study 連続講座 ファッションローの実務
法務部、特許事務所、弁護士、それぞれの立場でファッションブランドを支える
主催:FashionStudies
共催:日本知財学会コンテンツ・マネジメント分科会
協力:スパイラルスコレー
企画:篠崎友亮(FashionStudies)