マルタン・マルジェラの登場から30年が経過した現在、謎のベールに包まれていたデザイナーの姿が徐々に明らかになってきている。2018年、パリの2つの美術館(パリ装飾芸術美術館とガリエラ美術館)でマルジェラ展が開催され、カンヌ国際映画祭で披露された『Without Compromise』を始めとするいくつかのドキュメンタリー映画が公開予定だ。
改めて、マルタン・マルジェラとは何者であったのか。Think of Fashion®では、当時の様子を知るファッション関係者を迎え、現存する資料を紐解きながらマルジェラの姿に迫る。
マルタン・マルジェラはベルギー出身のファッションデザイナー。アントワープ王立芸術アカデミーを卒業後、ジャン=ポール・ ゴルチエのアシスタントを務め、1988年に自身のブランドを設立。その後の彼の仕事は、既存のファッションシステムを問い直すような試みとして広く注目されるが、他方で、公の場にはほとんど姿を表さないことで知られる。2008年にブランドを去って以来、10年間沈黙し続けてきた。現在、同ブランドはジョン・ガリアーノをクリエイティブ・ディレクターに迎え、新たな境地を確立している。
11月11日開催の第1回目では、「メゾン・マルタン・マルジェラ誕生と、その時代」と題し、マルタン・マルジェラが登場した時代の様子について鼎談します。また、マルジェラと日本との関係についても探ります。
続く、第2回は「メゾン・マルタン・マルジェラの仕事 コレクション回顧」、第3回は「ポスト・マルタン・マルジェラ 誰がマルジェラを引き継ぐか」の予定でお送りします。
講師には、『装苑』『ハイファッション』の副編集長、京都精華大学特任教授を歴任し、『6+ アントワープ・ファッション』展(2009)のオープニングトークのコーディネートも担当した西谷真理子さん。マルジェラのデビューからの12年間を記録した『Martin Margiela: Street Special 1&2』を制作、出版したストリート編集室の青木正一さん。ファッション研究者で、大学でファッション史等の教鞭を執る菊田琢也さん、を招きます。
日時
2018年11月11日(日)17:00~19:00
会費
一般 前売3,000円(Peatixにて) 当日3,500円
学生 前売2,000円(Peatixにて) 当日2,500円
中学生・高校生 無料
会場
スパイラルルーム(スパイラル9F)
※スパイラル館内のエレベーターで9階までお上がりくださいませ。
東京都港区南青山5-6-23 地下鉄表参道駅 B1、B3出口すぐ http://www.spiral.co.jp/a_map/
お申し込み先
※着席の定員に達しましたので、立ち見のご案内になります。
※申し込まれますと払い戻しはできませんので、ご了承くださいませ。
Peatixがご利用できない場合は、「Think of Fashion® マルタン・マルジェラ #01の件」と明記していただき、下記のメールにてお問い合わせくださいませ。
contact@fashionstudies.org
※当日券は会場にて承っております。
Think of Fashion®は人々の装いについての文化や社会現象を学ぶ会です。
Think of Fashion® マルタン・マルジェラ #01
主催:FashionStudies®
企画:篠崎友亮(FashionStudies®)