ファッションを精確に理解するには、その歴史を学ぶことが一つの手助けとなります。今回の講座はオートクチュール史、プレタポルテ史(ウィメンズ、メンズ)、ストリートスタイル史、東京コレクション史と各回ごとそれぞれの歴史を学びます。受講後には、それぞれの歴史が交差し、結びつき、ファッションへの理解が深まることでしょう。ファッション業界の方はもちろん、これから働きたい方にもお薦めします。講座ファッション史の受講をお待ちしております。
◉ 第5回:8月22日(水) 東京コレクション史
日本人が作る洋服。日本発のファッション。メイド・イン・ジャパン。そうした事象をめぐる課題について、東京コレクションなるものの歴史を振り返ることで展望する。
終了した講座
◉ 第1回:6月6日(水) オートクチュール史
オートクチュールが興った19世紀後半から現在に至るまで、女性の身体とドレスはどのような歴史を紡いできたのだろうか。その変貌をたどるとともに、今日における手仕事の意味を再考する。
◉ 第2回:6月20日(水) プレタポルテ史 ウィメンズ
量産を目的とする既製服デザインは、ファッションに何をもたらしたのか。パリコレクションで発表するデザイナーの仕事を追うことで、洋服の特質と現状を展望する。
◉ 第3回:7月4日(水) プレタポルテ史 メンズ
2000年代以降、メンズスカートを典型に男性服は多様な様相を迎えている。メンズファッションの歴史を改めて整理することで、衣服におけるジェンダーの現状を問う。
◉ 第4回:7月25日(水) ストリートスタイル史
昨今、再燃するストリートシーン。しかし、その際の「ストリート」とは一体何を指しているのだろうか。「ストリート」の概念的変化に留意しながら戦後若者ファッションの変遷をたどることで、都市環境と装いについて考える。
講師プロフィール
1979年山形生まれ。縫製業を営む両親のもと、布に囲まれた環境のなかで育つ。2003年筑波大学第一学群人文学類哲学専攻卒。在学時にファッション研究を志す。その後、文化女子大学大学院博士後期課程を修了(被服環境学博士)。現在、文化学園大学服装学部・女子美術大学芸術学部ほか非常勤講師。専門は文化社会学、近現代ファッション史。共著に、『相対性コム デ ギャルソン論』(フィルムアート社、2012)、『ファッションは語りはじめた』(フィルムアート社、2011)など。また、2015年2月よりWebマガジン 「FASHION STUDIES」の編集も務める。
詳細
日時
2018年6月6日、6月20日、7月4日、7月25日、8月22日(水)19:30-21:30 各回 2時間
会費
一般 前売3,500円(各回)(Peatixにて) 当日4,000円
学生 前売2,500円(各回)(Peatixにて) 当日3,000円
会場
スパイラルルーム(スパイラル9F)
※スパイラル館内のエレベーターで9階までお上がりくださいませ。
東京都港区南青山5-6-23 地下鉄表参道駅 B1、B3出口すぐ http://www.spiral.co.jp/a_map/
お申し込み先
お申し込みはPeatixにて承っております。※申し込まれますと払い戻しはできませんので、ご了承くださいませ。
Peatixがご利用できない場合は、「講座ファッション史の件」と明記していただき、下記のメールにてお問い合わせくださいませ。
contact@fashionstudies.org
※当日券は会場にて承っております。
Think of Fashion®は人々の装いについての文化や社会現象を学ぶ会です。
Think of Fashion® Study 講座ファッション史
主催:FashionStudies®
協力:スパイラルスコレー
企画:篠崎友亮(FashionStudies®)